支払いドットコム(支払い.com)は、法人と個人事業主(フリーランス)が利用できる資金繰り改善サービス。
銀行振り込みや請求書の支払いを手元のカードに切り替えることで、出費のタイミングを最大60日延長できます。
このページでは元銀行員の監修のもと、以下のような情報をまとめました。
- 支払いドットコムの仕組みや使い方
- 支払いドットコムの口コミ評判
- 支払いドットコムのメリデメ
- 支払いドットコムと類似サービスの比較
- その他、補足情報
画像や表なども使ってわかりやすく解説しているので、以下のもくじからぜひご覧ください。
支払いドットコム(支払い.com)とは
支払いドットコムとは、資金繰りに悩む法人や個人事業主など、事業者向けの改善サービスです。(勤め人は利用不可)
支払いドットコムを使えば、期日がせまる銀行振り込みや支払いを相手にバレずにカード払いに切り替えられます。
つまり、カードの請求日まで実際の支払いを延長できるのです。
【支払いドットコムの仕組み】
ビジネスシーンにおいて、このわずかな時間稼ぎがどれほど助かるかは、事業者の皆さんならご存知ですね。
すでに持っているカードを使うので、審査や書類提出もありません。
登録は無料なので、もしもの時にすぐ利用できる備えとしてアカウントを持っておくだけでも安心材料です。
【特徴・強み】
・期限が迫った銀行振込を手持ちのクレカで支払える
・実際の支払いを最大60日間も延長できる
・費用は一律4%の手数料だけ!
・法人だけでなく個人事業主も登録できる!
・借りない資金繰りだから審査なし!
支払いドットコムの評判・口コミまとめ
そんな支払いドットコムを実際に利用した人による評判・口コミから確認しましょう。
税金の支払いのクレカの手数料高い…
— endo (@endo_iu) May 3, 2023
もはや支払い.comを通した方が良いのでは…??(裏ワザ)
ファクタリング系のサービスは「わかりにくい、怪しい」などのネガティブな意見がつくこともありますが、支払いドットコムはシンプルでわかりやすい仕組みになっていて、セゾンが関わっている安心感もありポジティブな評判が多く見られました。
メインの運営会社である株式会社UPSIDERは、あの三菱UFJから467億円もの多額の資金調達に成功しており、これは非常に高い評価と将来性を秘めている証拠でもあります。
公式サイトでは建設業、フリーランス、広告業の3パターンの利用者の声が紹介されているので、そちらも参考にしてみるといいかもしれません。
支払いドットコムのメリット4選
支払いドットコムには、以下の4つのメリットが挙げられます。
- 支払い期限を最大60日延長できる
- 最短60秒で手続きが完了する
- 手数料が一律4%
- 支払い先にバレずに利用できる
それぞれ詳しく確認していきましょう。
1.支払い期限を最大60日延長できる
支払いドットコム最大の特徴は、銀行振込や請求書の支払いを最大60日延長できること。
クレジットカード決済にすることで、実際の支払いをカードの引落日まで延長できるサービスです。
取引先や振込先への支払いは、支払いドットコムが代行し、立て替えてくれるため、信用を失うこともありません。
「支払い期限がせまっているのに手元に現金がない」
「売上の入金が遅れて支払いが間に合いそうにない」
といった場合、従来はファクタリングなどで資金調達するのが一般的でした。
しかし、審査落ちや高い手数料などで、中には「使い勝手が悪い」と感じていた経営者もいるのではないでしょうか。
支払いドットコムは、請求書払いを延長するだけの簡単な手続きであるため、審査は不要です。
しかも、あなたの名義を使って振り込みをしてもらえるので、支払いドットコムを利用していることはバレません。
2.書類や審査なしで最短60秒で手続き完了
支払いドットコムは書類提出や審査、担保設定などが不要のサービスです。
なのでファクタリングや銀行融資のように、資金調達までに時間がかかるということはありません。
対象のクレカがあれば、WEB上でユーザー登録して即日利用することも可能です。
決済にかかる時間も最短60秒と非常に手軽。
支払いドットコムのスタッフとの面談も不要でなので「支払い期限がせまっていて時間がない」という方でも安心です。
3.手数料が一律4%(通常のファクタリングは5%〜15%)
支払いドットコムの手数料は一律4%です。
ファクタリングでは10%以上の手数料がかかることもあるため、支払いドットコムは非常に安価で利用できることが分かります。
また、事務手数料や審査費用など、その他の手数料がかからないことも魅力。
いつ利用しても一律4%の手数料と決まっているため、費用体系が分かりやすいことも利用者が安心できるポイントです。
さらに、クレジットカードを通すことで、ポイントを付与することもできます。
4%の手数料ではあるものの、実質の手数料は3〜3.5%程度と言えるでしょう。
4.支払い先にバレずに利用できる
支払いドットコムを利用したことは、支払い先に通知されません。
実際は支払いドットコムが支払い先に代わりに振込を行うのですが、振込名義を指定できるため、相手に気づかれることはないのです。
一般的なファクタリングの中では、支払い先に通知が届いてしまうものもあるため、「会社の財務状況が危ないからファクタリングを利用しているのではないか?」などと勘繰られてしまうと、契約を打ち切られるなどのリスクも発生します。
その点、支払いドットコムは支払い先に通知されないため、安心して利用できます。
支払いドットコムの3つの”使えない”
さまざまなメリットが挙げられる支払いドットコムですが、主に3つの注意点があります。
- 登録クレカの枠の上限までしか使えない
- 国内発行のアメックス・JCB・VISA・Mastercardしか使えない
- 海外の口座への振り込みには使えない
それぞれについて解説していきます。
1.利用可能額はカード枠の上限までしか使えない
支払いドットコムは、際限なく請求書の立て替え払いをしてくれるわけではありません。
あくまで、あなたが保有しているカードの限度額の範囲内でしか利用できないので、注意しましょう。
2.国内発行のアメックス・JCB・VISA・Mastercardしか使えない
支払いドットコムの利用対象となるのは、日本国内で発行されたアメックス(セゾンカード発行)、JCB(セゾンカード発行)、VISA・Mastercardブランドのクレジットカード・デビットカード・プリペイドカードです。
海外発行のクレカや、セゾンカード以外のアメックスとJCBは使えないので注意が必要です。
3.海外口座への振り込みには使えない
支払いドットコムは、国内の口座への振り込みしか対応していません。(2023年9月時点)
今後対応する可能性はありますが、現在は使えないので注意してください。
支払いドットコムは第3の資金繰り手段としておすすめ
支払いドットコムは、ファクタリングや銀行融資が利用できない人や、手数料を抑えながら資金繰りを改善したい人におすすめのサービスです。
審査や書類提出、担当者との面談といったステップが必要ないため、WEB上で申し込んだらすぐに利用できます。
カードの支払いを先延ばしにできる支払いドットコムは、売掛金の現金化や借入に抵抗のある方にもおすすめです。
支払い.comの利用はクレジットカード規約に抵触する可能性はあるでしょうか。 当方、知識浅薄故、ご存じの方ご教授お願い申し上げます。
カード規約で禁止しているのは現金化なので、支払いcomは問題ありません。 そもそもセゾンがやっているサービスですし。 でも今後、資金繰り悪化した個人事業主が最後の綱でカード決済した結果、支払いcom利用者に延滞者が多くなった…ということが起きれば、何らかの対策がされる可能性はあります。
引用:Yahoo!知恵袋
また、東証プライム市場上場企業の株式会社クレディセゾンが運営に関わっているので、安全性も高いと考えて良いでしょう。
「支払期日がせまっているけど、手元に現金がなくて困っている」という人は、この機会に利用を検討してみましょう。
支払いドットコムを類似サービスと比較
支払いドットコムのような支払い延長サービスは、他にもいくつか存在します。
それらのスペックを表にしてみたので、条件を比較して自分に合ったものを選びましょう。
サービス名 | 支払い.com | DGFT請求書カード払い | INVOY(インボイ) | ラボルカード払い |
---|---|---|---|---|
手数料 | 4% | 3% | 3% | 3%~3.5% |
対応カード | JCB(セゾン発行のみ) VISA マスターカード セゾンアメックス | JCB VISA マスターカード ダイナース | JCB VISA マスターカード | JCB VISA マスターカード |
最短振込スピード | 2営業日 (UPSIDERかセゾンカードなら翌日) | 3営業日 | 3営業日 | 即日 |
利用金額の 上限・下限 | 1万円〜 | なし | なし | 1万円〜 |
請求対象 | 国内の法人 個人事業主 | 国内の法人のみ | 国内の法人 個人事業主 | 国内の法人 個人事業主 |
備考 | ユーザー登録審査あり | 10万円以下の利用は 一律3000円の手数料 | 初回のみ確認書類の提出あり | |
公式サイト | 支払い.com公式 | DGFT公式 | INVOY公式 | ラボル公式 |
3大ブランドユーザーなら、手数料を考えるとDGFTかINVOYがおすすめです。
DGFTは国内法人への請求でしか利用できませんが、むしろセキュリティ面では安心。
ユーザー登録審査も簡易的なものなので、いちど検討してみるのがよいでしょう。
支払いドットコムの利用の流れをスクショ解説
続いて、実際に支払いドットコムを利用する際の流れをスクリーンショット付きで解説していきます。
1.支払い.com公式サイトの無料登録ボタンをタップ
PCから支払いドットコム公式サイトへアクセスしても無料で登録できます。
2.必要な情報とパスワードを入力して登録
支払いドットコムは事業者専用です。
法人・個人事業主(フリーランス)のどちらかなら利用できますが、勤め人による個人利用としては使えないサービスです。
3.下の画面になったら、登録アドレス宛に来た認証メールを確認
4.「support@shi-harai.com」から届く「【支払い.com】ユーザー登録完了のご連絡」というメールの「登録する」をタップ
5.支払い.comのトップページに移るので、後払いをする場合は「振込情報の登録へ進む」をタップ
6.後払いしたい振込情報とカード情報を入力し、「申し込み内容を確認」をタップ
振込依頼人は自分で設定できます。
自社や個人の名前など、支払いドットコムの利用がバレない名義がおすすめです。
※2023年8月時点ではセゾンカード・VISA・Mastercardが使えます。
セゾン以外のアメックスやセゾン以外のJCB、ダイナースは使えないので、後述の類似サービスを検討してください。
7.振込情報に間違いがないかを確認して「確定」をタップ
8.下記の画面が出れば、手続き終了です
支払いドットコムの登録から利用までのステップは以上です。
カード決済が完了したら、取引先へ振込が行われます。
振込が完了したらメールでお知らせが届くので、必ず確認しましょう。
振り込み可能な日数は
- セゾンカード・UPSIDERカード・・・翌営業日
- その他のカード・・・2営業日
となっているので注意してくださいね。
支払いドットコムに関する質問
支払いドットコムに関するよくある質問のうち、
- 支払いの下限はあるの?
- 個人(事業主)も利用できる?
- デビットカードも利用できる?
- 不正利用の心配はない?
の4つに答えていきます。
支払いドットコムの利用金額に下限はある?
1振込につき、1万円以上が対象になります。
上限は自分の利用しているカード会社が定めている金額になるので、わからない方はカード会社に問い合わせてみてくださいね。
支払いドットコムは個人(事業主)も利用できる?
支払いドットコムは事業者であれば、個人事業主やフリーランスでも利用できます。
会社勤めの方の個人利用には使えないので注意してください。
支払いドットコムはデビットカードも利用できる?
支払いドットコムはデビットカードも利用できます。
利用できるカードの種類は以下の通りです。
- VISA・Mastercardブランドのクレジットカード、デビットカード、プリペイドカード
- セゾンカードが発行する、AMERICAN EXPRESS/JCB/VISA/Mastercardブランドのクレジットカード、デビットカード、プリペイドカード
支払いドットコムは不正利用の心配はない?
カードを利用するサービスなので、不正利用が心配な方もいるかもしれませんね。
口コミや評判を探してみましたが、支払いドットコムで過去に不正利用にあったという方は見当たりませんでした。
不祥事などもなく順調に評価を積み上げているので、安心して利用できるでしょう。
支払いドットコムの運営会社
支払いドットコムは、株式会社UPSIDERと株式会社クレディセゾンが共同運営しているサービスです。
両社の会社概要を以下の表にまとめています。
株式会社UPSIDER、株式会社クレディセゾンの会社概要
会社名 | 株式会社UPSIDER | 株式会社クレディセゾン |
代表者 | 代表取締役:宮城 徹 代表取締役:水野 智規 | 代表取締役会長CEO:林野 宏 代表取締役(兼)社長執行役員COO:水野 克己 |
所在地 | 東京都港区六本木7-15-7 | 東京都豊島区東池袋3-1-1 サンシャイン60・52F |
資本金 | 8,794百万円 (資本準備金等を含む) | 759億29百万円 |
事業内容 | 法人間決済サービスの企画・運営 | ペイメント・リース・ファイナンス・不動産関連・エンタメ |
まとめ
支払いドットコムは、請求書払いを最大60日延長できるサービスです。
手数料も一律4%と決まっているため、費用体系の分かりやすさも魅力。
事前の審査や書類提出なども不要で、対象のクレジットカードがあれば誰でもすぐに利用可能です。
手続きもWEB上の入力のみで完結するため、仕事が忙しく手続きの時間が取れない人にもおすすめ。
「売上入金の予定はあるけど、その前に支払い期日が来てしまう」という場合は、支払いドットコムを利用してみてはいかがでしょうか。