マネー&ビジネス
2024.11.26
「投資を始めてみたいけど、種類が多くてよくわからない」「どんな投資が自分に合っているのかわからない」という方も多いのではないでしょうか。そもそも投資って何?どうやったらいいの?
この記事では、みんなが疑問に思っている代表的な投資の種類と特徴を詳しく解説します。投資をはじめたいと考えている方はぜひ参考にしてください。
1.投資とは2.投資で得られる2つの収益タイプ【安定的に利益を得る】インカムゲイン【短期間で利益を狙う】キャピタルゲイン3.代表的な投資の種類をご紹介<銀行で取り扱いしている投資の種類>・投資信託・外貨預金・公共債<銀行で取り扱いしていない投資の種類>・株式投資・FX(外国為替証拠金取引)・暗号資産(仮想通貨)・ETF(上場投資信託)・金 / プラチナ / 銀・不動産投資4.はじめて投資をする際の大切なポイント・投資目的を明確にする・余裕資金でスタートさせる・資産の分散をさせる・自分で投資先のリサーチを徹底する5.はじめての投資には自分に合った種類を選ぼう!
投資とは資産運用の方法の一つであり、お金を増やす手段です。
利益を見込んで株式や債券、不動産、プロジェクトなどに資金を投入し、資産を増やしていくことをいいます。
投資で得られる収益は大きく分けて「インカムゲイン」と「キャピタルゲイン」の2種類があります。
どちらの収益タイプを選ぶかによって投資の種類や方法が異なるため、それぞれの違いを理解しておくことが重要です。
インカムゲインとは、資産を保有することで継続的に受け取ることができる利益のことです。
株式投資で受け取る配当金や不動産投資の家賃収入、銀行預金や利付債券の受取利息などがインカムゲインに該当します。 対象資産の短期的な価格変動の影響が比較的小さいため、ハイリターンは狙えなくとも、安定的に利益を得られる投資がしたいという方におすすめです。
キャピタルゲインとは、保有していた資産を売却することによって得られる売買差益のことです。
一般的には、株式、FX、不動産、暗号資産などの投資対象において、値上がりしそうな商品に投資し、購入価格よりも価格が高くなったタイミングで売却することで利益を得ます。
例えば、100万円で購入した株式を110万円で売却した場合、10万円が利益となります。
株式投資は様々な要因で価格が変動しますが
、中には1年で株価が数倍になる銘柄もあるため短期間で大きな利益を狙いたいという方にはおすすめの方法です。
投資にはさまざまな種類があり、それぞれの特徴やメリット・デメリット、取り扱う金融機関によっても異なります。
ここでは、代表的な投資の種類を「銀行で取扱いしているもの」「銀行で取扱いしていないもの」に分けてご紹介します。
「投資信託」とは、投資家から集めた資金を一つにまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用をし、その運用成果を投資家に分配する「金融商品」のことです。
<メリット>
・少額の資金で始めることができる
・投資のプロに運用を任せられる
・さまざまな国や資産に投資ができる
<デメリット>
・元本保証ではない
・運用手数料がかかる
・投資家自身で銘柄を選べない
投資信託は元本が保証されるわけではありませんが、投資のプロが銘柄選びや運用を行ってくれるため、初心者でも安心して始めやすいのが魅力です。また、多くの投資家から資金を集めて運用する仕組みなので、少額から投資を始められる点もメリットです。
外貨預金とは、その名のとおり海外通貨による預金のことで、一般的な円預金と同じように預けたお金に対して利息が付与されます。
海外には日本よりも金利の高い国がいくつもあるため、それらの国々の通貨で預金をすることで、円よりも多くの利息を受け取ることができる仕組みです。
<メリット>
・円より高金利の通貨で預金ができる
・円安になると為替差益を得ることができる
<デメリット>
・為替手数料がかかる
・元本割れのリスクがある
例えば、円高のときに預け入れ、円安のときに引き出せば、為替による差益が得られます。
反対に円高のときに引き出すと預け入れた金額を下回る可能性があるため注意が必要です。
国や地方自治体がお金を借りる際に発行する債券のことです。
国が発⾏するものが「国債」、地⽅公共団体が発⾏するものが「地⽅債」と呼ばれ、これらをまとめて公共債といいます。
<メリット>
・信頼度が高く、安全性の高い
・預貯金よりも高い利回りが期待できる
<デメリット>
・流動性が低いものもある
・価格変動がある
公共債は、発行者である国や地方公共団体が元本と利子の支払いを保証しているため、一般的に信用度が高いとされていますが、発行者の信用状況が悪化する場合には損失が生じるリスクもあります。そのため、比較的リスクを抑えた投資を希望する方におすすめです。
<メリット>
・キャピタルゲイン(値上がり益)とインカムゲイン(配当金)がある銘柄もある
・株主優待を受けられる銘柄もある
・流動性が高い
<デメリット>
・価格変動リスクがある
・信用リスクがある
株価の下落や損失を被るリスクはありますが、投資する企業の業績や市況次第では大きなリターンを狙うことも可能です。
また、保有しているだけで配当金や株主優待を得られる銘柄があるのも、株式投資の魅力です。
FXとは「Foreign Exchange」の略で外国通貨の売買を通じて利益を狙う取引です。日本円と米ドル、日本円とポンドなど2つの通貨(通貨ペア)を選び、一方を買って他方を売る形で行われます。
<メリット>
・少額から始められる
・円高円安どちらでも利益が狙える
<デメリット>
・価格変動が激しい
・レバレッジをかけると大きな損失が出る可能性がある
FXでは、保有する資金の最大25倍までの金額で取引ができるため、少額から投資を始めることができます。
また、異なる二国の通貨の売買で利益を狙うため、「買い」と「売り」の両方から取引が可能です。
相場が上がっている時でも下がっている時でも利益を狙える点が魅力です。
しかし、FXは世界各国の市場や国際情勢など、ありとあらゆる事象が為替市場に影響を与えるため、値動きを読むための知識を増やすことが大切な鍵となるでしょう。
暗号資産とは、インターネット上でやり取りされる資産で、代表的なものにビットコインやイーサリアムなどがあります。
これは、円やドル等の法定通貨ではなく、国による保証を持たない通貨のことです。
<メリット>
・送金、決済手数料が安い
・価格変動が大きく高いリターンが期待できる
<デメリット>
・価格の変動や変動幅が激しい
・ハッキングやチャージした金額等の紛失の可能性
暗号資産は価格変動が大きく、高いリターンを期待できる投資対象として注目されています。しかし、値動きが激しいために元本割れのリスクが大きいことや、市場の影響を受けやすく、予測が難しいといった投機的な側面が強いため、慎重な姿勢が求められます。そのため、商品性を十分に理解したうえでの投資が望ましいです。
ETFとは、Exchange Traded Fundsの略で「上場投資信託」といい、株式市場に上場している投資信託のことです。
日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)、S&P500等といった何らかの指数に連動する特徴を持ち、連動対象の指数は、国内株式や海外株式だけでなく、債券、REIT(リート)など幅広いものとなっています。
<メリット>
・リアルタイムに売買できる
・分配金による再投資が自動でできない
・商品数や種類が少ない
・価格変動がある
ETFは購入するために最低限必要な金額が銘柄毎に異なるため、1万円だけ買うといった金額を指定して購入することは原則できません。ですが、株式と同様に市場でリアルタイムで希望の価格で売買できることが大きな魅力です。
金やプラチナ、銀の購入も投資の一つです。これらの貴金属は比較的価値が安定しているとされ、世界情勢が不安定なときに価値が見直されやすい資産です。価格変動はありますが、長期的には価値がゼロになるリスクが低いため、リスク分散の一環としても注目されています。
不動産投資とは、購入した土地や建物を貸し出すことで、入居者やテナントから家賃収入を得たり、売却益を得たりする投資のことです。
居住建物の場合、基本的に入居者は長期間住み続けるため、不動産投資は比較的安定した収入源とされています。
<メリット>
・比較的安定した家賃収入を得られる
・購入不動産を担保として銀行等から融資を受けられる場合がある
<デメリット>
・空室のリスクがある
・老朽化や修繕リスクがある
・災害や事故等によって対象資産が毀損するリスクがある
不動産投資は収入が安定しやすい一方、時価が下落したり、空室が生じたりすると収入が下がってしまうケースもあります。
また、土地や建物を扱うため、始めるにあたって多額の資産が必要なことが多い点も覚えておきましょう。
自分に合いそうな投資の種類は見つけることができたでしょうか。
投資にはリターンと共にリスクもつきものです。
ここでは、投資を始めるにあたって大切なポイントをご紹介します。
投資を実践するにあたって大切なことは、「どのくらいのお金をどのタイミングで、どのように使うのか」という目的を明確にすること。
目的と時期を明確にすることは、投資を成功するための重要な要素であり、資産運用の計画も構築しやすくなります。
定めた目的によって目標金額や金額に達成すべき期限は異なるため、まずは何のために投資をするのかを整理するところから始めましょう。
投資に使うお金は、生活費や緊急時に使う必要なお金から出すのではなく、余剰資金で始めましょう。
少額から始めることで、万が一購入時の価格より下がった場合でも大きな損失を防ぐことができます。
誰であっても、ライフステージの変化に応じてお金が必要な場面が出てくる可能性があります。
必要な時に必要な分のお金を用意できるように、投資と貯蓄のバランスを考慮した資産形成を行い、投資の値動きを読めるようになってから、徐々に投資する金額を増やすことをおすすめします。
投資のリスクを軽減するために、投資する銘柄、地域、時間を分散することが大切です。
「銘柄の分散」
値動きの異なる複数の商品を組み合わせて投資をする方法です。特定の資産や銘柄が値下がりした場合でも、資産全体に大きな影響を与えにくいとされています。
日本だけでなくアメリカやヨーロッパなど、異なる地域の投資商品を組み合わせる方法です。
投資対象の価格変動は、国や地域の政治経済の状況や、為替の影響を受けます。
ある国で大きな経済変動が起きて資産が値下がりしても、他の地域の資産で全体の影響を抑えることができます。「時間の分散」
一度に多額の投資をするのではなく、定期的に一定額を投資する方法です。
例えば、同じ投資信託を毎月決まった金額で購入するなど、少額かつ定期的に投資を行うやり方です。
価額が高いときには少なく、価格が低いときには多く購入することで1回あたりの購入価格が平均化され、価格変動リスクを軽減できます。
投資は自己責任で行うものです。そのため、自分で勉強し、正しい情報を見極めることが大切です。
投資先の情報をしっかりと調べ、業界や市場の動向、企業の財務状況などを確認しましょう。口コミや評判も参考にしつつ、信頼性のある情報源を選ぶことが大切です。
また、自分の目的や期間に合わせて、適切な投資商品を選ぶことも大切です。
はじめての投資には自分に合った種類を選びましょう!
投資にはさまざまな種類があり、得られる収益のタイプやそれぞれ期待できるリターンもリスクも異なります。
自分の投資目的や期間に合った投資の種類を選び、メリットやデメリット、業界の動向を把握した上で
投資をするにあたってのポイントを抑えて、無理のない投資をこころがけましょう。
本コンテンツは、投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成されたものです。投資家は投資商品ごとのリスクを十分理解したうえで、投資について調査・検討し、自らの責任の下で投資を行うようお願いします。掲載されている情報を基に損害を被った場合でも、運営会社及び情報発信元は一切の責任を負いません。本コンテンツに掲載される情報は、弊社が信頼できると判断した情報源を元に作成していますが、その情報の確実性を保証したものではありません。なお、本コンテンツの記載内容は予告なしに変更することがあります。
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