マネー&ビジネス

2024.04.15

投資の勉強にオススメの本10選をご紹介!知識をつけて将来に備えよう

近年、若年層から中年層の幅広い世代において、株式や投資信託で投資をする人や投資を検討する人が増えています。

 

国が投資を促すため、2024年からNISA(少額投資非課税制度)を拡充し投資経験の浅い方でも投資を始めやすい仕組みを整えたり、金融機関が初心者向けのホームページやセミナーで金融リテラシーに関わる基礎的な知識を提供したりするなど、官民上げて投資の推進が見られます。

 

しかし、投資にはリスクがつきものです。投資を始めても必ずしもお金が増えるとは限りません。勢いにまかせて投資をスタートするのではなく、必要な情報を集め知識を蓄えてから取り組みましょう。事前に知識をつけることで、リスクを抑えながら資産運用できる可能性が高まります。

 

投資や商品への理解を深めるのはもちろん、社会におけるお金のめぐり方や使い方についても考えてみることで、より投資に対する理解が深まります。

 

今回は、投資をこれから始めたいと考える人向けに、無理なく知識を蓄えられるおすすめの本10冊を紹介します。

 

集中して読むのも良いですし、通勤時間やリラックスタイムなど、隙間時間にストレスなく読み進めるのも効果的。日常生活の中で無理なく継続することがお金に関する知識を身につけるコツです。

 

投資勉強におすすめの本10選!

 

ここからは、初めて投資にチャレンジする方におすすめの本を10冊紹介します。初心者でも読みやすく、金融庁主催イベント「つみたてNISAフェスティバル2018」で取り上げられた書籍を中心におすすめ書籍とともに紹介します。もちろん、初心者でなくても上級者の方にも役に立つ書籍ばかりです。

 

参考:初めての投資! おススメの一冊 ベスト10|金融庁「つみたてNISAフェスティバル2018」より

 

1. 投資家が「お金」よりも大切にしていること(藤野英人著)

「投資といえばお金」という強いイメージを覆すかのようなタイトルの一冊。お金はただの「モノ」としてあるのでなく、社会とつながるためにある、人の価値観を変えてくれるものだ、というメッセージが詰まった一冊です。

 

投資を始めるのはお金儲けのためだけでなく、社会の仕組みや私たちの働き方について今一度考える必要があることを学ぶことができます。投資は自身の資産を増やす目的で始める方が多いですが、投資を通じて市場にお金をめぐらせることで社会の貢献にもつながります。そして、最終的に自分に何らかの形で還元されるという、投資を通じて社会に貢献することを考えるきっかけを与えてくれます。

 

投資に対する基本的な知識を深めながら、もう一歩踏み込んだ金融リテラシーを身につけたい方におすすめです。

 

投資家が「お金」よりも大切にしていること | 星海社

 

2. お金は寝かせて増やしなさい(水瀬ケンイチ著)

この本の特徴は、著者の長期にわたるインデックス投資の実体験が掲載されている点です。投資について書かれた本は専門用語の解説や、データに基づいた推移など難しい情報が多くあります。しかし、この本では実際にインデックス投資を行っている著者が、実際の投資で起こった出来事と絡めながら、投資の歴史ややり方を分かりやすく解説しています。

 

また、リスクに備える方法として株価暴落時の対処法や銘柄の選定方法など、気になるポイントも経験者目線で記載されています。机上の空論ではなく、臨場感を持って投資へのイメージを高められるでしょう。

 

お金は寝かせて増やしなさい | フォレスト出版

 

3. 全面改訂 ほったらかし投資術(山崎元、水瀬ケンイチ著)

「投資初心者が読みたいインデックス投資のバイブル」とも呼ばれるこの本。投資を始める前に知っておきたい心構えが記載されており、難しい内容がやさしい言葉で書かれており、理解を深めやすい書籍です。

 

投資を始めるにあたって必要なものが資金です。この資金を用意するためには、家計を黒字体質にしたり生活防衛費を確保して心にゆとりを持つことが欠かせません。

 

投資はギャンブルではなく、長期で資産を増やす方法として取り組みますが、そこにはお金の基本的な扱い方や特性の把握が必要です。この本は投資だけでなく、正しいお金周りの知識を身につけたい方におすすめです。

 

ほったらかし投資術 |朝日新聞出版

 

4. きみのお金は誰のため(田内学著)

昨年10月に発行されてから約3ヶ月で15万部を売り上げ、数々の賞を獲得している人気経済教養書。

 

中学2年生の少年が投資銀行員と偶然知り合い、ひょんなことから謎めいた大富豪の家を訪ねることに。そこで、ボスと呼ばれる家主からお金についての講義を受けるというストーリー性の高い書籍です。

 

子どもも大人も、楽しみながらお金についての知識を高めることができ、ラストで泣ける!という物語にも注目です。お金という話題から社会についての理解を深めることができるでしょう。

 

きみのお金は誰のため |東洋経済新報社

 

5. 臆病な人でもうまくいく投資法(竹川美奈子著)

「臆病な人でも」というフレーズが特徴的なこの本は、投資に対して柔軟な考えを持つきっかけを得られます。初心者から注目される積立投資は少額でリスクを軽減しながら始められるものの、なかなかお金が増えるという認識を持てない方もいるでしょう。

 

そのような悩みに対して、積立投資の資産形成は「長い旅」とたとえ、コツコツ積み重ねる大切さを学べる本です。投資に対して少しずつ知識を深めてきたものの、自分にどのような運用スタイルが適しているか迷っている方におすすめの一冊です。

 

臆病な人でもうまくいく投資法 | PRESIDENT STORE (プレジデントストア)

 

6. 忙しいビジネスマンでも続けられる毎月5万円で7000万円つくる積立て投資術(カン・チュンド著)

投資を検討するビジネスパーソンが目を引かれるキャッチーなタイトル。積立投資の始め方はもちろん、老後資金の備えを行う具体的な手法が記載されています。2009年初版と今回紹介する中では比較的古い本になりますが、投資の本質を捉えているため、移り変わりが激しい現在においても十分通用するノウハウが掲載されています。投資を30年、40年と老後資金の確保のために行いたい人に読んで欲しい一冊です。

 

忙しいビジネスマンでも続けられる 毎月5万円で7000万円つくる積立て投資術 | 明日香出版社

 

7. 転換の時代を生き抜く投資の教科書(後藤達也著)

「お金のことならこの人に聞こう」といわれるほど人気が高い後藤氏。投資やお金に関する考え方を身近なニュースや事例を用いて説明しているため、金融リテラシーを楽しみながら学べる本です。投資銘柄の選定や必勝法について書かれた本ではないものの、普段のお金にまつわるニュースに対して興味を持てるよう、金融リテラシーを身につけられます。

 

お金を学ぶことに抵抗がある、だけど学びたいという方におすすめしたい一冊です。

 

転換の時代を生き抜く投資の教科書 | 日経BOOKプラス

 

8. 改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん(ロバート・キヨサキ著)

ハワイ生まれの日系アメリカ人ロバート・キヨサキ氏によるお金にまつわる哲学書。様々な国の言語に翻訳されており、世界中で人気のロングセラー書籍です。”お金のために働く貧乏父さん”と、”お金が自分のために働いてくる金持ち父さん”といった比較など、読者にとってはお金について考えさせられ、金融リテラシーの必要性を痛感させてくれる本になるでしょう。

 

お金を自分のために働かせる、投資の本質について知識を高めることができる名著です。

 

改訂版 金持ち父さん 貧乏父さんーアメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学| 筑摩書房 

9. ウォール街のランダム・ウォーカー(バートン・マルキール著)

少し踏み込んで学びを深めたい場合はこちらの本がおすすめです。初版は1973年と、50年以上前のものですが今もなお多くの人に読まれています。書籍改訂のたびに内容が時代に合わせて変化していることから、古臭さを感じずに読み進められるでしょう。

 

本を読む中で「株式をやみくもに売買しては儲からない」ということを論理的に理解できるため、株式投資に対する正しい知識はもちろん、リスクを正しく恐れ、向き合えるようになるでしょう。投資家は合理的な判断を下すことが難しいといった心理面や、インデックス投資のデメリットにも触れています。

 

ウォール街のランダム・ウォーカー<原著第13版> | 日経BOOKプラス

 

10. 父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。(ヤニス・バルファキス著/関 美和訳)

投資だけでなく、資本主義や経済危機など、お金にまつわる全ての事柄が学べる一冊。専門用語を使わずに、子どもにも伝わるよう丁寧に噛み砕いて解説された本です。ギリシャで元財務大臣を務めた父が、10代の愛娘に向けて、経済や人のあり方を語る内容は金融リテラシーを高めるだけでなく、人の心の琴線にも触れるフレーズがふんだんに盛り込まれています。

 

金融の有識者が投資初心者に知識を授けるというものでなく、父がやさしく娘に語るという雰囲気が本全体から伝わります。お金を取り巻く社会や国の仕組みから理解を深めたい方に適しています。

 

父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。 | 書籍 | ダイヤモンド社

 

投資の本で何を学ぶのか?

 

これまで10冊の本を紹介してきましたがその内容は様々です。投資そのものへの理解を深められる本から、お金を取り巻く環境や社会全体の中での投資の重要性を学べるなど、学ぶべき要素は豊富にあります。その中でも投資を勉強するうえで、これから紹介する2点は確実に知識を蓄えたい事柄です。

1. 投資商品全体への基礎知識

まず、本を通して投資商品の種類(投資信託や株式、不動産、社債、FXや最近では投資ができるタイプのクラウドファンディングなど)を理解しましょう。投資を行うそれぞれの商品には必ずメリットとデメリットがあります。メリットだけを重視して、デメリットを見なければリスクへの備えが行えず、うまくいかない可能性があります。

 

自分にあった投資商品を見つけるためにも、基礎知識は大切です。

2.「リスク」「リターン」の関係性

投資に対する不安を解消するためにも、投資の書籍から「リスク」「リターン」の関係性を学びましょう。投資は「初心者が手を出してはいけない」「危ないもの」というイメージをしばしば持たれます。しかし、投資や資産運用におけるリスクは危険そのものを表すのではなく「不確実なこと」や、具体的には「値動きの振れ幅」を表します。なお、リターンは運用で得られる収益を表します。

 

一般的に、投資のリスクが大きい分、リターンの振れ幅の度合いも大きくなると言われています。そのリスクの大きさから、時にはリターンがマイナスになることもあります。このリスクとリターンの関係性については、以下のような解説記事からも学ぶことをおすすめします。

 

*投資リスクについての解説記事はこちら

 

まとめ

投資に関する本は豊富にあり、初心者向けから上級者向けまで実に様々です。初心者の場合はイラストが豊富、または実体験を元に書かれたストーリー性のある本を選ぶと、読破しやすいでしょう。

 

また、本を読んだ後はアウトプットがおすすめです。本で学んだことを家族や知人に話し、自分の中に落とし込むと実際の投資においてもその知識を活かせます。コツコツと長期的に投資できたり、少額から投資できる投資から始めてみるのも良いでしょう。

 

本をきっかけに投資への理解を深め、お金を増やす取り組みを始めてみましょう。

 

Supervisor

監修者

水野 崇

Mizuno Takashi

1972年、群馬県太田市生まれ。東京理科大学理学部応用数学科卒業後、東京エレクトロン株式会社に営業職として就職。信念を貫き自らの人生を切り開いていくことを決意し、2003年、30歳で早期退職。個人投資家(株式専業トレーダー)に転身。これまでに年間最高売買代金350億円超、月間最高利益2414万円を達成。
法人経営に携わり複数事業のスタートアップに参画、スモールM&Aを経験。豊富な投資実績を評価され、証券会社等からセミナー講師・金融記事執筆・投資ファンド設立のビジネス提案を受ける。ライティング実績は10年以上あり、大手金融機関など月20本の執筆・監修案件を現在担当。
一人でも多くの方の金融リテラシー向上を支援したいと感じ、2018年12月にCFP資格の全6課目一括と宅地建物取引士資格を同時合格。独立系ファイナンシャルプランナーとしてライフプラン、資産運用、不動産、相続・資産承継など、年間100名以上の個別相談に対応。
日本FP協会「2021年FP広報センター」スタッフ業務に携わり、全国1000名を超える方から寄せられる「くらしとお金」の電話相談を1年間担当。大学や事業法人で講師を務め年80回登壇。学校法人専門学校では非常勤講師として金融リテラシー講義(2023年度は180コマ)を毎週行っている。

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