企業・サービス
2024.06.11
(Knight Frank KoreaのHPより)
不動産クラウドファンディング「ヤマワケエステート」では、イギリスに本社を置く世界屈指の独立系不動産系総合コンサルティング会社Knight Frank LLPの韓国法人であるKnight Frank Korea株式会社(以下 Knight Frank Korea)」との協力ファンドがスタートしています。
今回のヤマワケJOURNAL記事では、当メディアの運営企業であるWeCapital株式会社(以下 WeCapital)とのパートナーシップを締結し、韓国だけでなくグローバルでも活躍するKnight Frank Koreaについてご紹介します。
イギリスに本社を置くKnight Frank LLPの創業は1896年と、約130年もの歴史を持つグローバル企業です。2023年度のグローバル純売上高は685百万ポンド(約1365億円:2024年6月における為替レート)となり、コロナ禍前より減少しましたが、グローバル不動産企業の中では世界トップ5水準にあります。同社は、不動産鑑定とオークションビジネスを祖業とし、ナイトフランク&ラトリーという会社名で企業の歩みを始めました。
1915年にストーンヘンジの売却に携わり、1922年にはウィンストン・チャーチル邸の売却、1974年にヨークシャーのファウンテン修道院の売却、1980年にはイギリスにおける最大の不動産取引となった(£93m, ブリタニック・ハウス)などの大型取引に携わった歴史があります(*1)。
(*1)参考:ナイトフランクの歩み
外部からの評価も高く、1914年に創設者の1人であるハワード・フランク氏がイギリス王室よりナイトの称号を貸与され、近年ではサンデータイムズ紙による” 100 Best UK Companies to Work For”にランクイン。創業125周年を迎えた2021年には労働環境、雇用関係の向上に向けて世界各地のグローバル企業へアドバイスを提供するBOC Group主催の2021年ビジネス・ブリリアンス賞でエンプロイヤー・オブ・ザイヤーを受賞しています。
現在、世界53ヶ国・地域に600支店、20,000名以上の従業員(*2)を有し、賃貸や物件管理から不動産コンサルティング、市場リサーチなど総合的な不動産サービスを各国で提供しています。
(*2)2024年6月時点
地域に根付いたチームが国境を越えてつながり、一つのグローバルチームを作るという企業姿勢を持つKnight Frank グループ。イギリス本社を拠点に、それぞれの国において必要とされる不動産に関する情報をワンストップで提供しています。
Knight Frank Koreaは、同社グループの韓国法人であり、2010年から韓国の不動産市場に参入し、不動産取引、管理、顧問サービスにおいて国内外の顧客を支援しています。社内に関連分野の専門家を抱え、個人投資家、住宅所有者から大手デベロッパーに至るまで、様々なクライアントに対し総合的な不動産サービスを提供しています。
代表のチェ・ギュヒョン氏は、WeCapitalとの資本業務提携について次のように、投資型クラウドファンディングの可能性について述べました。
「WeCapitalとの提携は、Knight Frank Koreaの経営戦略にとって重要な資本業務提携です。私たちは未来の投資市場においてクラウドファンディングを資金調達源として重要視しています。今後はWeCapitalとともに韓国及びアジア太平洋、さらにはヨーロッパやアメリカの不動産をはじめとする様々な投資物件を調達し、協力関係を築いていくことを目指します。」
2024年1月、両社は日本・韓国・アジア圏の不動産クラウドファンディング事業に関する資本業務提携を締結しました。
2023年9月末よりWeCapitalの子会社であるヤマワケエステート株式会社は不動産クラウドファンディングサービスを開始し(*3)、WeCapitalの世界的な不動産コンサルティング企業であるKnight Frank Koreaとの本提携は、WeCapitalグループとして国内だけでなく海外展開を進めるための力強いパートナーシップとなります。
(*3)WeCapitalは、「ヤマワケ」グループの第一弾として不動産クラウドファンディングプラットフォーム「ヤマワケエステート」を子会社であるヤマワケエステート株式会社からリリースしました。当プラットフォーム上では、ヤマワケエステート株式会社が、不動産特定共同事業による不動産案件を中心に取り扱います。
(左)WeCapital株式会社 代表取締役 松田 悠介(右)Knight Frank Korea株式会社 代表 チェ・ギュヒョン氏
Knight Frank Koreaは、WeCapitalの子会社が運営する不動産クラウドファンディング「ヤマワケエステート」を通じた資金調達の可能性を評価し、アジアにおけるサービス拡大に寄与することを期待すると代表のチェ・ギュヒョン氏は表明しています。
日本や韓国だけでなく、将来的にはアジア太平洋地域そしてヨーロッパやアメリカの魅力的な不動産物件の調達を、グローバルなネットワークを通じて実現する協力体制についても両社は将来的なビジョンを共有しています。
Knight Frank Koreaの協力により組成されたヤマワケエステートのファンドのなかには、不動産系ビジネスメディアに取り上げられた案件(*4)もあり、投資対象となった高級レジデンスファンドへの応募率が200%を超えるほどの人気ファンドとなりました。
WeCaptalの代表取締役である松田悠介は、同社との資本業務提携を通じて、次のように自身の金融サービス構想を述べています。
「Knight Frank Koreaとの間で、子会社であるヤマワケエステート社が不動産クラウドファンディングを運営する企業としてはアジア初の資本業務提携を結ぶことができ、「ヤマワケ」が海外進出するための第一歩を踏み出せたことを大変嬉しく思います。
海外の投資家が日本の投資商品を買う、日本の投資家が海外の投資商品を買う。後者は最近でこそ外国株式が流行ってきているもののまだハードルが高いと思います。
そのようなハードルを乗り越えていくためにも、Knight Frank Koreaのような世界的企業とのパートナーシップは重要です。将来的には、海外不動産物件などの調達において連携し、「ヤマワケ」や不動産クラウドファンディング「ヤマワケエステート」にてファンドを募集することで、日本の投資家には海外の投資商品を少額から投資できるようなサービスを提供することを目指してまいります。」
(*4)ヤマワケエステート株式会社が隈研吾デザイン監修高級レジデンスのファンド募集を開始| VOIX biz
投資を促進する機運がある現代において、投資型クラウドファンディングの中でも不動産クラウドファンディングは、ここ数年の市場規模が拡大しています(*5)。
(*5)参考:不動産クラウドファンディングとは?わかりやすく解説|ヤマワケJOURNAL
不動産ファンドが小口化されることで、比較的短期間、1万円や10万円からなど少額から投資ができる点はより多くの投資家を惹きつける可能性があります。
新しい金融サービスの構築を見据えるWeCaptalとグローバルに不動産サービスを提供するKnight Frank Korea、両社の国際的な連携を通じ、国境を越えた魅力的なファンドが実現されることが期待できるでしょう。
スマホで完結できる不動産クラウドファンディング「ヤマワケエステート」
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