クラウドファンディング
2023.10.16
ヤマワケJOURNAL(ジャーナル)の新企画「頂人伝」。ヤマの頂点を目指すスペシャリスト(超人)に、哲学や人生観、過去の成功や挫折のエピソードなど、たっぷり伺います。
第1弾は、「投資筋」をキャッチコピーに不動産・建設業界に革命を起こす「マッスル社長」大和財託社の藤原正明社長(42)です。
藤原社長のポリシーは「全員を幸せ」にすること。「絶対に顧客を儲けさせる(*1)」の信念で顧客第一主義を貫くのに加えて、社員の給料を上げる、取引先に対しては下請けではなく対等なパートナーとして向き合うなど、人間味あふれる経営哲学を目指しています。
この哲学に至った背景には、若き日に見た内装業を営む父親の苦しむ姿がありました。地元で有名な取引先からの無理難題に振り回され、最終的に契約を切られてしまったのです。
頂人伝Vol.1 「誰かの不幸の上で自分の生活を成り立たせたくない」。藤原正明社長の哲学の神髄に迫ります。
★大和財託社が関わるヤマワケエステートのファンド情報はこちら(*2)★
(*1)大和財託社のモットーであり、関連するファンド商品にリスクがないことを示すものではありません。
(*2)元本保証や利回りの保証をするものではありません。投資の判断はご自身で行うようお願いいたします。
大和財託社は2013年に創業した、社員数およそ130人の会社です(2023年10月時点)。不動産の建築・販売や資産運用コンサルティングなどを手がけ、創業10年で売上が155億円に達するスピードで成長しています。
同社の特徴の1つが「不動産業」「建設業」の2つの顔を持ち、販売まで一貫して行う「製販一体」と呼ばれるビジネスモデルです。
通常、不動産業と建設業は別の会社であることが多いのですが、製販一体を取り入れることで、下請け業者などへの中間マージンをカットすることができます。
抑えられたコストを顧客、取引先、社員などに適切に分配することで信頼を築き、それぞれの成長を下支えしています。
大阪本社の社長のもとへお邪魔し、真っ先に目に飛び込んできたのが「投資筋」と書かれたTシャツです。藤原社長は自他共に認めるマッチョマンです。多忙な社長生活の中でも、筋トレは大事にしている自分の時間なのだそう。自慢は、上腕三頭筋と広背筋と話してくれました。でも、筋肉と投資って関係あるのでしょうか。
「投資の筋肉を鍛えることで資産運用がうまくいく。筋トレと一緒でですね、投資もコツコツ勉強することで筋肉がついて、資産運用の力がつくという、投資と私の筋トレをかけて、こういうちょっと面白い取り組みをしています」
実は藤原社長はユーチューバーとしての顔も持ちます。投資筋Tシャツを身にまとい、「物件金額に隠された罠」「10年で年商150億成長過程 全部話します」「人気エリアは利回りが低い」などなど、培ってきたノウハウを出し惜しみすることなく発信しています。チャンネル登録者数はおよそ9千人。再生回数は10万回を超えることもあります。(2023年10月時点)
「YouTubeやXをはじめとしたSNSでいろいろ情報発信していますけど、“マッスル社長”みたいなそういうキャラ立ちはしているのと、あと筋トレをコツコツやってるってことは、会社としてもコツコツやるんだろう、みたいなそういうブランディングにはつながっているんじゃないかなと思います」
藤原正明の「最強の不動産投資チャンネル」<大和財託株式会社>より https://www.youtube.com/channel/UCnFeQHRrui5asR0GZ7aE2Ag
「格差社会や少子高齢化で税金や社会保険料がどんどん重たくなっています。お金のお悩みを少しでも解消したいんです」
なぜ、常にお客さんのことを全力で考えているのか?そう尋ねたときの答えです。
「3、4年前に東証マザーズに上場しようとしていた時期もあったんですけど、いろんな理由でやめたんですよね。でも結果的にそれは正解だったなと思っていて。上場すると短期利益ばっかり求められたりもしますけど、当社はそうじゃなくて非上場企業として基本的には永続性を求めますので、毎期、毎期ちょっとずつ良くなっていくっていうことを大事にしています。急速に拡大するとどこかにひずみが出て、お客さまとか取引先とか社員、誰かを不幸にしてしまうってことはあると思うのでそうならないようにしています。要は、『誰かの不幸の上で自分の生活を成り立たせたくない』ってのはありますよね。全員をハッピーにしないと、会社として意味がないと思っています」
「反面教師をいろいろ見てきたことで、自分が起業して会社を作るからには、社会にちゃんと必要とされる存在にならないと、気持ちよく生きていけないなっていうのがありますかね」
「顧客第一主義」と同じくらい藤原社長が大切にしているのが、取引先との関係です。藤原社長は、受注先と発注元の間にありがちな上下の関係ではなく、フェアな立場で取引することにこだわっています。
その背景には、実家・岩手で味わった苦い経験があるといいます。
去年帰省したときの写真 中央が父 手前が藤原社長
「私の父親が岩手県の片田舎で内装工事業、クロス壁紙とか床材を張る仕事をしていて、下請け構造ですよね。大工さんとか工務店とか、不動産会社に発注してもらう状態で、私が大学生ぐらいのときですかね、地元で有名な不動産会社と取引をずっとしていたんですけど、その創業社長が結構パンチ効いた地場不動産屋って感じで、親父がいろいろ振り回されたんですよ。大学生ぐらいになるとちょっとずつ社会も見えてきて、『親父なんかめっちゃ大変そうやな』とか、『めっちゃへこへこしてるな』みたいな。そんな感じを見てて、ある時(契約を)切られたんですよね。シェアも何割もある取引先に切られたので、うちの家計も大丈夫かなみたいな時期があったんですよ。振り回される感じでねいろいろね、小さいことでもね、もう「今日行け!」「取引停止するぞ!」みたいな感じでね。要は上と下の構造の中で親父も疲弊していった感じで、最終的には切られたんです。大学行けなくなるんじゃないかという心配がありましたし、家庭の雰囲気も最悪になるんで。自分が完全に受身で何もすることができない理不尽さを感じましたね」
そんな藤原社長には大きな野望があります。2031年に売上1,000億円と経常利益100億円を超える。そして65才になる2045年までに、売上1兆円と経常利益1,000億円を達成する。
もちろんこの目標も、お金だけでは語りつくせない藤原社長ならではの未来像があります。
「売上や利益で稼いでどうこうよりも、社会的影響力は、会社の規模が大きい方が与えられるっていう絶対的な確信をこの10年で感じてきました。世の中って、でかい会社が信用されるっていうのはどうしてもあるんで。でも、現実にはでかい会社が良い商品サービスを提供しているかというとそんなことはない。お客さまを不幸にしてる会社はたくさんあります。でも売上150億円規模の我々が正しいことをワーワー言ったとしても、まだまだ声が小さいから世の中に響かない。もし売上1,000億円、1兆円になれば、僕らの言う(お客さまを大切にする)ことが正しい状態になって、我々の仕事のやり方が当たり前の業界になるのではないか。僕の人生の一つの目標かなというふうに考えてます」
感化され筋トレにハマる社員も増えているとか!
インタビューの様子は動画でも公開中です!
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