マネー&ビジネス

2025.04.16

【ソーシャルレンディングのイメージ】魅力1位は「少額から始められる」!しかしながら貸し倒れリスクや元本保証がないといった不安を感じている方も多いことが明らかに!

ソーシャルレンディングで投資を始める場合に必要な情報は「リスクの具体的な説明」「運営会社の信頼性」「利回りやリターンのシミュレーション」

 

近年、資産運用の選択肢として、注目を集めている「ソーシャルレンディング」。

ソーシャルレンディングは、融資型または貸付型クラウドファンディングで、インターネットを用いてファンドの募集を行い、投資者からの出資をファンド業者を通じて企業等に貸付けるものです。

少額から手軽に始められる投資方法として注目を集めていますが、「仕組みが難しそう」「貸し倒れのリスクが不安」といった声もあり、まだ利用をためらう方も多いようです。

では、ソーシャルレンディングに対して、個人投資家の皆さんはどのようなイメージを持っているのでしょうか。

また、どの程度興味を抱いているのでしょう。

本調査では、投資を行っている方1,015人を対象に、「ソーシャルレンディングのイメージ」に関する調査を実施しましたので、その調査結果をお知らせいたします。

  

 

 

はじめに、「ソーシャルレンディングを知っていますか?」と質問したところ、以下のような回答結果になりました。

『よく知っている(1.4%)』

『ある程度知っている(8.1%)』

『あまり知らない(23.5%)』

『まったく知らない(67.0%)』

投資経験者の中でも、ソーシャルレンディングの認知度は低く、特に『まったく知らない』と回答した方が過半数を占める結果になりました。

では、ソーシャルレンディングを知っている方は、どのようなメディアを通じて知ったのでしょうか?

ここからは前の質問で『よく知っている』『ある程度知っている』と回答した方にうかがいました。

「ソーシャルレンディングについて、どのように知りましたか?(複数回答可)」と質問したところ、『インターネットの記事や広告など(64.6%)』と回答した方が最も多く、次いで『ブログ(22.9%)』『テレビ(19.8%)』『新聞(19.8%)』となりました。

インターネットを通じて知った方が最も多く、また、テレビや新聞などの従来メディアで知った方もいることがわかりましたが、ソーシャルレンディングにどのようなイメージを持っているのでしょう。
  
■ソーシャルレンディングのイメージとは?

・ハイリスクハイリターンで難しいイメージがある(40代/男性/大阪府)

・出資目線で考えると、相当な自己責任を伴うがリターンが大きめなのもある(50代/男性/岡山県)

・信用できる業者を選ぶ必要がある(60代/男性/神奈川県)

・管理とセキュリティが必要(60代/男性/福岡県)

ハイリスクではあるがリターンが大きい、信用できる業者を選ぶ必要がある、管理とセキュリティ面を徹底する必要があるといったイメージを持っていることが示されました。

 

 

では、ソーシャルレンディングの魅力的なポイントはどこにあるのでしょうか。

引き続き、ソーシャルレンディングについて『よく知っている』『ある程度知っている』と回答した方に聞きました。

  

「ソーシャルレンディングについて、主にどのような点に魅力を感じますか?(上位3つまで)」と質問したところ、『少額から始められる(53.1%)』と回答した方が最も多く、次いで『分散投資ができる(43.8%)』『手間が少なく、運用が簡単(30.2%)』『高い利回りが期待できる(30.2%)』となりました。

少額から始められる手軽さや、分散投資の可能性、簡便さと高い利回りといった点に魅力を感じる方が多いようです。

しかしながら、投資にはリスクも伴うため、不安を感じている方もいるのではないでしょうか。

「ソーシャルレンディングについて、主にどのような不安やリスクを感じますか?(上位3つまで)」と質問したところ、『貸し倒れリスクがある(41.7%)』と回答した方が最も多く、次いで『元本保証がない(33.3%)』『利益が安定しない可能性がある(31.3%)』『運営会社の信頼性がわからない(31.3%)』となりました。

投資リスクや運営会社の信頼性に対する不安が強く、特に貸し倒れリスクや元本保証の有無、利益の不安定さといった点に不安を感じる方が多いことがわかりました。

 

ソーシャルレンディングとは、インターネットを用いてファンドの募集を行い、投資者からの出資をファンド業者を通じて企業等に貸付ける仕組みをいいます。

融資型、または貸付型クラウドファンディングとも呼ばれ、ソーシャルレンディング業者は投資家から小口の投資資金を集め、その資金を需要のある事業者へ融資して、一定期間内で利息と元本を回収し、それを投資家へ償還するという仕組みです。

ソーシャルレンディングにさまざまな魅力や不安を感じる中、実際にソーシャルレンディングへ投資したいと思う方はどの程度いるのでしょう。

 

 

再び全員に、「今後、ソーシャルレンディングで投資したいと思いますか?」と質問したところ、約2割の方が『とても思う(3.1%)』『やや思う(15.8%)』と回答しました。
 
■ソーシャルレンディングに投資したいと思う?思わない?

【とても思う/やや思う】

・自分が応援したいものに直接投資できるみたいで楽しそう(30代/女性/茨城県)

・社会的意義が高そうだから(50代/男性/東京都)

・小口の投資資金でできるから(50代/男性/香川県)

【あまり思わない/まったく思わない】

・仕組みがよくわからないから(30代/女性/東京都)

・リターンを得るのが難しそうだから(30代/男性/東京都)

・安定性と利益率が期待できない(30代/男性/高知県)

投資したいと思う理由として、応援したいものに直接投資できるみたいで楽しそう、社会的意義が高そうといった意見が見られました。

一方で、仕組みがよくわからない、リターンを得るのが難しそうといった理由で投資したいと思わないこともわかりました。

では、具体的にどのくらいの金額を投資したいと思うのでしょうか。

ここからは、先程の質問で『とても思う』『やや思う』と回答した方にうかがいました。

「ソーシャルレンディングで投資する場合、どれくらいの金額を投資したいですか?」と質問したところ、以下のような回答結果になりました。

『5万円未満(お試し投資として少額から始めたい)(31.3%)』

『5万円~10万円未満(低リスクで運用しながら学びたい)(25.5%)』

『10万円~50万円未満(リターンを期待しつつ、リスク分散を考えたい)(27.6%)』

『50万円~100万円未満(しっかりとした運用をしたい)(9.9%)』

『100万円以上(本格的に資産運用の一環として取り組みたい)(5.7%)』

投資をする場合は、まずは5万円未満と少額から試したいという慎重な姿勢の方が多いようです。

また、低リスクで運用しながら学びたい、リターンを期待しつつリスク分散を考えて投資したいと思う方も多く見られました。

今後、ソーシャルレンディングで投資したいと思う方の割合や、投資金額などがわかりましたが、投資をする際はどのようなポイントを重視するのでしょう。

引き続き、ソーシャルレンディングへの投資意欲について『とても思う』『やや思う』と回答した方にうかがいました。

 

 

「ソーシャルレンディングで投資する場合、最も重視するポイントは何ですか?」と質問したところ、『高い利回りが期待できること(31.2%)』と回答した方が最も多く、次いで『運営会社の信頼性や実績(29.2%)』『リスク分散が可能な仕組み(19.3%)』となりました。

利回りの高さと同様に、信頼性やリスク分散について、そして投資先の透明性も重要な要素となっているようですが、どのような情報があるとよいと思うのでしょうか。

 

「ソーシャルレンディングで投資する場合、どのような情報があるとよいと思いますか?(複数回答可)」と質問したところ、『リスクの具体的な説明(61.5%)』と回答した方が最も多く、次いで『運営会社の信頼性に関する情報(60.4%)』『詳細な利回りやリターンのシミュレーション(37.5%)』となりました。

ソーシャルレンディングで投資をする際は、リスクに関する具体的な情報や、運営会社の信頼性を確認するための情報、利回りやリターンの詳細などの情報を求めていることがわかりました。

今回の調査で、ソーシャルレンディングは投資家の間でまだ認知度が低く、特に「まったく知らない」という方が多いことが明らかになりました。

ソーシャルレンディングについて、少額から始められる手軽さや、分散投資の可能性、簡便さと高い利回りといった魅力を感じる一方で、投資リスクや運営会社の信頼性といったリスクに対する懸念も強いようです。

投資意欲についても消極的な回答が多く、投資する場合は「5万円未満」の少額を希望する人が多い傾向が見られました。

また、投資を始める際には利回りの高さや信頼性、リスク分散、投資先の透明性などを重視する方が多く、「リスクの具体的な説明」や「運営会社の信頼性に関する情報」「詳細な利回りやリターンのシミュレーション」といった情報があれば投資を始められると思う方が多いことがわかりました。

   

調査概要:「ソーシャルレンディングのイメージ」に関する調査

【調査期間】2025年3月4日(火)~2025年3月5日(水)

【調査方法】PRIZMA(https://www.prizma-link.com/press)によるインターネット調査

【調査人数】1,015人

【調査対象】調査回答時に投資を行っていると回答したモニター

【調査元】WeCapital株式会社(https://we-capital.co.jp/

【モニター提供元】PRIZMAリサーチ

 

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